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2009年7月 7日 (火)

幻の1冊

正岡子規の選句集「なじみ集」、オークションにかかるという記事は大きかったのに、オークション終了後の扱いはとても小さな記事でした。入札最低価格の2000万をはるかに超える金額で落札されたそうな。小さな扱いで終わったのは、落札価格や、氏名などを明らかにしたくないという落札者の意向のようです。自筆の上に、未発表の句も何句かのってるとの事なんだけど、そんなすごい値がつくんだ。どの時点で、いくらの値段がついてという、今までの動きを知りたいもんです。

「なじみ集」、幻の1冊として名前だけは古書業界によく知られていて・・・というのを見たとき、これとよく似た話を最近読んだなあと思いました。相互校正をした、三浦しをんの「月魚」でした。少年が幻の1冊とされてた本を見つけ、そのことによって、少年につながる人たちの運命が大きく変わっていく。相互校正をすると、自分では読まないような本を読むことになって、なかなか面白い。「月魚」は当たりでした。古書業界の中も垣間見えて、そちらの方も面白かったです。

今までは、著者の生原稿も、しかるべき値がついたと思うんだけど、これからどうなるんだろう。今の段階でさえ、手書き派はごく少数に違いない。文学記念館などで、推敲された原稿が展示されてるようだけど、そこに、プリントアウトしたのが並んでもねえ。何版だろうと、何刷りだろうと、本は読めればいい派。生原稿も興味がありません。なんて言いつつ、許諾申請の返事、好きな作家の署名だったりすると、しげしげと見たりするんだけどね(書類は図書館管轄、あくまで見るだけです)。

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