« 折り返し点を過ぎた | トップページ | 最強への道程 »

2009年3月27日 (金)

著作権法の一部改正案

著作権法の改正案が国会に提出されたそうな。世間では、主要なポイントは音楽ファイル関係のようですが、このブログでは、やっぱり、音訳関係を取り上げることにします。音訳をしてる方には不要ですが、一応、現状説明。録音図書を作成・貸出をしてるのは、大まかに言うと、点字図書館、公共図書館のふたつです。点字図書館は、どんな本も音訳できます。公共図書館は、著者の許諾を貰わないと音訳できません(どうしてこうなったかは、私にはわかりません)。その許諾申請もふたとおり。あらかじめ、私の作品は音訳していいですよと著者一括許諾リストに名前を載せて下さってる方と、そのたびごとに了承をいただく方とあります。一括許諾リストにお名前がない方には、図書館長名にて、許諾申請の書類を出してお願いします。不許可の返事をいただくこともあるし、テープ図書のみOKのこともあります。

著作権改正は、この許諾申請が不要になるというもの。勿論、ある一定の条件はつくと思いますが、公共図書館の活動内なら認められます。そうなれば、許諾待ちの時間がなくなるので、とても嬉しい。でも、お名前は挙げませんが、不許可の方針の著者の方もいらっしゃいます。その方たちにとっては、拒否権がなくなるんだから、この改正案は、気に入らないだろうな。自分の作品が、どんな力量なのか全くわからない人に読まれるのは勘弁という気持ちもわかります。改正案が出されると、どれぐらい審議されて、どれぐらいで通るんだろ。施行はいつ頃の目途なんだろ。世間の耳目を集めてる方が否決されちゃうと、音訳の方も一緒に否決されちゃうのかしら?

|

« 折り返し点を過ぎた | トップページ | 最強への道程 »

コメント

sandclockthinkconfidentthinkconfident
> どうしてこうなったかは、私にはわかりません。

福祉元年 1973年 一般図書館でも「朗読」というコンテンツで始まった音訳。バブルの真っ只中。税金の無駄使いに奔走していた日本。助成金の取り合いでした。
養成講座を乱立させたものの、著作権についてはかなりあいまいだったのです。

ところが、朗読講座は他のボランティア講座に比べて「読むならできるわ」と大人気。
それどころか視覚障害者のかたへの・・・と明記してあるにもかかわらず「私の声でこの作品を!!」とか「しかも、永遠に図書館に残るんだわ!!」とか大勘違いする方も多く、乱読状態になりました。
(そういう方に限って1.2冊で満足して辞められましたが・・・)
そこで、逆に抑止という意味で、著作権の許諾が徹底されました。

点字図書館はずるい・・・・と思われるかも知れませんが、特殊分野の音訳が多く、自分が読みたい本に当たることなどめったにありません。暗黙の納期もありますし、老齢化対策もシビアです。

著作権やランニングコストをクリアして、今も続いている一般図書館は少ないので、はっちょさんの図書館も、所属会も、すばらしい成功例だと思いますよ!!

投稿: henatyoko | 2009年3月27日 (金) 14時49分

只今、図書館から戻ってきました。
成功例…そうですか。まあ、ちゃんと長年にわたって運営されてますしね。
自らセーブしてこのブログに書かないこともあるので、当事者としてはなんとも言えません。当事者といっても、ここ2~3年のヒヨコですけど。
今日の会合で、改正案のことを吹聴したんだけど、反応はいまひとつでした。嬉しがってるのはヒヨコだけかも知れません。ところで、参考までに伺いますが、老齢化対策、何歳までという取り決めがあるのでしょうか。それとも、責任者からそろそろと勧告があるとか(当会は、多分、本人の決定だと思うけど)

投稿: はっちょ | 2009年3月27日 (金) 17時12分

《高齢化対策について》
当館の場合,図書の選択、読み手の選択は司書の方々の判定になります。口中音・活舌とか、校正を元に具体的注意され、「漢字力を校正に生かしてください」とお願いされたら引退勧告。そして、次の本の音訳依頼が来なくなった時が引退です。個人差がありますから、何歳ということではありません。

投稿: henatyoko | 2009年3月27日 (金) 22時37分

ありがとうございます。そういう形が望ましいなあと思います。
最近いろいろあって、もっとスッキリするといいんだけどなあと思ってます。

投稿: はっちょ | 2009年3月28日 (土) 08時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/167792/44473181

この記事へのトラックバック一覧です: 著作権法の一部改正案:

« 折り返し点を過ぎた | トップページ | 最強への道程 »