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2009年1月25日 (日)

食積の食ひ尽くしてや陶の重

タイトルは、今日の中日俳壇に掲載されていた句です。選者の評に、「食積はくいづみと読む。重詰のお節料理のこと」とあります。えっ、そうなの? 一昨年末、NHK俳句1月号を担当しました。そのとき、「食積」という言葉に初めてお目にかかりました。読み方わからなくて調べたけど、「くいつみ」だったような気がする。念のため、辞書をひいてみたら、やっぱり、「くいつみ」。広辞苑、大辞林ともあたったけど、「くいづみ」では出てきませんでした。検索かけても、同様。

選者の頭の中で、「くいづみ」とインプットされちゃったのかな。それとも、そう発音する地域があるのか、はたまた、新聞の校正ミスか。そんな重箱の隅をつつくようなことどうでもいいじゃないかとおっしゃる向きもあろうかと思いますが、ワタクシ、重箱の隅派でございます。何より、これを見た人は、そうか、食積はくいづみと読むのかと思っちゃう。私、物を知らないので、辞書に頼ってます。だから、食積も、くいつみだろうと思ってます。音訳した中で、くいづみといってたら、チェック入れるに違いない。

大辞林をひいたら、食積の句がありました。
「食積のほかにいささかの鍋の物」 虚子の句です。今まで、さんざん、中七の字余りはいけないという記事を読んできました。中七の字余りの名句はないという内容もあったんだけど、虚子先生だといいのかな。 

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