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2008年7月 6日 (日)

外郎売

今日の中日新聞日曜版「名作を食べる」は、「外郎売」です。歌舞伎十八番「外郎売」の中で、良薬の効能を紹介する早口ゼリフが有名です。その薬の外郎を戦国時代から作り続けているという小田原の老舗を紹介してます。薬の名前は、透頂香(とうちんこう)、銀色小粒で、舌に乗せると、まずスッキリとした清涼感、続く苦味は幾重にも深く、コクがあるというから、仁丹をイメージするのが近いのかな。
二代目市川團十郎が、のどを痛めて声が出なかったときにこれを飲み、声が戻って、舞台に復帰できた。お礼のため、外郎家を訪れ、透頂香を題材にした芝居を提案。外郎家は断ったが、團十郎は説得し、自ら脚本を書き主演、「外郎売」が誕生したそうな。

養成講座を受けたとき、「外郎売」が課題になりました。早口言葉の練習です。悪戦苦闘しましたが、こんな背景があったんだ。外郎売が載ってる本にも、團十郎のくだりはあったんだけど、ここまで詳しくは書いてありませんでした。そのとき、「外郎売を知ってる人」と、講師の方が聞いたら、何人かの手が挙がりました。「團十郎の外郎売、見た人」といったら、それも、手が挙がりました。外郎売なんて聞いたこともなかった私は、みんなすごいなあと思いました。そのころ、呪文のように毎日繰り返して、全文覚えたのに、今言おうと思ったら、頭しか出てこない。初めの1行で、もう立ち往生です。記憶力、悪くなったなあ。

お菓子の外郎は、外郎家の当主が趣味人で、自分で考案した菓子を来客に振舞ってたのがそもそもの始まりだそうです。ちょうど、我家の冷蔵庫には外郎が入ってます。なるほど、この外郎はそういう来歴があったのか。味わって食べよう。そんなことを思いながら食べたら、1切れでは終わらず、次々に手が伸びて、沢山食べちゃいそうだな。

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