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2008年6月25日 (水)

犬と大

新聞開けば、イヤになるような記事ばかりだけど、そんな中で楽しみにしてるのが、白川静文字学入門「漢字物語」です。中日新聞夕刊に月2回の掲載です。手許にある切抜きは4回分。5月10日の「際」、5月24日の「神」、6月7日の「然」、6月21日の「器」です。とても面白いので、図書館などで、是非ご覧ください。

「然」の中には、犬がいるんです。というより犬がメイン。古代の中国では祈りや願いの犠牲として犬がささげられたので、犬を含む漢字は沢山あるとの事。「然」は、犬、月(にくづきで肉を意味する)、火(下の点4つ)から出来ている。、神様は犬を焼いた匂いが大好きなので、犬の肉を火で燃やして天上の神様にと届ける字が、「然」との事。
前回、それですっかり感心してたら、今回はまたビックリ。1946年に当用漢字を決めたときに、多くの字で、本来の「犬」の部分を「大」にしてしまった。器は、本来は口4つと犬の組み合わせで、いけにえの犬を入れ、神様にささげお祓いをする字が、「器」との事。だから旧字は、点がある。臭も、鼻を表す「自」と鼻が利く動物「犬」の組み合わせだったのに、自と大になり、何が何だかわからない字になってしまった。
「大」は人の形を正面から見たもの。「犬」の右上の点は、犬の特徴である耳を表している。点のあるなしで、人と犬を区別してたのに、戦後、文字を変更する際、漢字の知識が十分にないまま点を取ってしまったので、犬も人も一緒にしてしまったとのことです。
この頃、犬も家の中に住んで、洋服を着て、車で動いてるから、間違った漢字にご時勢が追いついてきたのかな。

次の掲載は7月5日です。今度はどんな字かな。中日新聞さん、是非、このシリーズ、本にして出版してください。必ず買います。

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