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2007年10月 9日 (火)

色なき風

昨夜、テレビで、京菓子を取り上げた番組をやってました。信長の時代、金平糖は価値あるもので、金平糖3個で山城と取り替える程だったそうな。へえ、じゃ、今、私は王侯貴族の暮らしをしてるんだ。利休が、秀吉を招いたお茶席で出したお菓子は、「ふのまき」。小麦粉を薄く延ばして焼いたものに、味噌をはさんで四つ折にした簡素な菓子とのこと。成程、フムフムと思ってみてたら、「色なき風」と銘のついた菓子が出てきました。

何日か前に、このブログ、秋風のところで、色なき風のことを書きました。次々と新しい展開があるのは面白い。
「物思えば色なき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに」久我太政大臣(新古今集)
この歌から、菓子の銘をつけたそうです。お菓子をどう説明すればいいんだろう。柔らかく折った生地の中に、黄色と緑のふたつの小さな玉がほんのりと透けて見えます。秋風に吹かれている木の実なのかな。色なき風は秋の風なんだと思って、朝夕、風にあたってます。この「色なき風」と銘のついたお菓子を食べると、話のゴールとなるんだけど、そうはならないだろうな。

ケーキなどの洋菓子はとんとご無沙汰してるけど、生菓子も、最近食べてないなあ。煎餅とかかりんとうとか、駄菓子専門です。この夏、いちばん食べたのは、小豆アイス。冷蔵庫の中にいつでも常備してたもの。小豆アイスで、甘みと冷たいのを味わって、やっぱり、王侯貴族の暮らしだわ。織田信長に勝ったぞ。小豆アイスと山城を交換しようと言われたらどうしよう。昔なら王侯貴族、平成庶民の身としては悩むなあ。山城を持っても手入れが大変、やっぱり、小豆アイスのほうがいいかな。

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