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2007年7月 4日 (水)

国民的俳句100

昨日、相方が「週刊現代」を買ってきました。パラパラと目を通してたら、俳人の長谷川櫂氏の「国民的俳句100」というコーナーがありました。今回取り上げているのは、凡兆の「市中は物のにほひや夏の月」・・・太陽が沈み、夜風が立ちそめても昼の火照り冷めやらず、町中には煮炊きの匂いが立ち込めている。こんな暑いところへよくお越しくださいました。涼しげな今宵の月がせめてものもてなしです。近江から今日へ出てきた師・芭蕉への労いの一句(同コーナーの長谷川櫂氏の解説による)

この句、NHK俳句6月号でも、長谷川櫂氏が取り上げていました。私、その部分を音訳しました。ところが「市中」の読みがわからない。「シチュウ」ではリズムが変だし、「イチナカ」では意味が違ってしまう。パソコンでいろいろ検索して、芭蕉について網羅した伊藤洋氏のページに行き着きました。伊藤洋氏、芭蕉の本の監修もしてるとのこと。ホームページやブログは典拠にはならないというけれど、信頼できるしっかりとしたホームページに思えます。芭蕉七部集、猿蓑、猿蓑脚注とページを下りていって、「マチナカ」とルビがふってあるのを見つけたときは「やったぁ」と思いました。意味も通るし、俳句は本来の読みとは違う読み方をしていることが多いからと、納得して「マチナカ」で読みました。

ところが、今回の長谷川櫂氏の「国民的俳句100」の中の句、ルビがあります。
「イチナカは 物のにほひや 夏の月」

オイオイ、どっちなんだ。猿蓑の中ではルビなんて勿論ないんだから、後世の専門家がどんなふうに読むかということなのかなあ。素人の私は、マチナカのほうがしっくりくるんだけど~

学術的なことはさておいて、人の目に多く触れたほうが、通説となりやすい。そうすると、専門的なホームページより週刊現代のほうが読む人が多いから、イチナカが一般的になるのかなあ?

「○○さん、市中の読みが違ってたわよ」と指摘されたら、これだけのことを説明しなきゃいけません。大変だ。私、知らないうちに、ちょっと「市中」についての似非専門家。

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