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2006年8月21日 (月)

濃密な関係

ここのところ、身辺雑記ばかり書いているので、音訳のほうはどうなったかとお思いかもしれませんが、順調に進んでおります(ウーム、順調と言えるかしら?)

遅々としたペースながら一応進んでいるので、順調ということにしておこう。

「耳で聞いてわかる」というのが、最大の優先事項です。録音しては巻き戻し、自分の耳で確認しながら進んでいきます。でも、くり返しくり返しやっているので、もう自分の頭の中に文章が入っちゃってるし、あてにはならないんだけど。

それでも、意味の切れ目と違うところで文章を切ると、違和感があります。あくまで、私の耳のレベルでという話なので、熟練者になると、また違う視点が出てくるかもしれませんが・・・・

山口瞳の「礼儀作法入門」を録音してるのですが、彼の文章、素直なわかりやすい文章です。と言うことは、彼の息遣いで読んでいくと、耳から聞いても、とてもわかりやすいものとなります(読点でずっとつながっていくような、始末に終えない文章も紛れ込んではいますが)

試行錯誤して、あれこれ考えながら、片面45分の録音を終わったところでたどり着いた今の結論。「山口瞳の気持ちに沿う」

エッセイなんだから、当たり前と言えば当たり前なんですが~

すっと読んで終わるのではなく、文章の意味をまず納得して、イメージして、この文とこの文がこうかかわってと、文章の組み立てを考えて・・・と言うわけで、「礼儀作法入門」を読むと言うより、山口瞳さんと、かなり、濃密な関係におちいっています。

「最初は自分の好きな本を選んだほうがいいよ」と先輩が言われた意味が良くわかります。文体や内容にに拒否反応があったら、もうアウトです。私がこの本を選んだのは、一括許諾の著者だったし、読みやすそうだったいう簡単な理由。それが思いもかけず、山口瞳さんとこんな仲になるとは・・・

いろいろ考えながらやってはいるのですが、今のこの路線でOKなのかどうかは、いまいちわかりません。50分の試聴テープを聞いてもらって、アドバイスをもらってはいるんだけど、ちょっと、最近また読み方が変わってきたみたいな気がします。

まだ、これでいいという定型にはほど遠いので、録音テープの1巻と2巻、2巻と3巻では、ずいぶん感じが変わってきそうな気がします。といってやらないことには、何も始まらないので、それも勉強のうちと思ってやることにします。

こんな風に悪戦苦闘してるけど、同期の人で、何の苦もなく、時間をかけないで、作品を仕上げている人もいるのよねえ。

天国の山口瞳さん、応援してくださいな。

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