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2006年7月19日 (水)

森 鷗外の「礼儀小言」

ー森 鷗外に「礼儀小言」という一文がある。これは非常におもしろい文章であるので、鷗外全集を持っておられる方は、ぜひ読んでいただきたいー(山口瞳著 礼儀作法入門より引用)

ハイ、読みました。礼儀小言は大正7年新聞紙上に発表したもの。「礼儀作法入門」の中に一部が引用されているんですが、読み方がわからないところ多数。前に一度調べたのですが落ちがあって、再度調べてます。全集をあたったら、礼儀小言はルビが振ってあるので、ルビ頼み。

「礼儀小言」は16ページぐらいの分量です(鷗外全集第26巻に所載)。そんなに山口 瞳さんがすすめるなら読みましょうかと読んでみました。むずかしい漢字、今はもう使わない言葉のオンパレードです。でも、ルビが振ってあると不思議なことに大体の意味はわかります。へぇ、鷗外さんは、礼儀や、冠婚葬祭についてこんな風に考えていたのねえ。

他にも与謝野晶子のことをほめてる小文があったり、二葉亭四迷のことを書いてる一文があったりして、結構面白いです(借りてきた第26巻は、随筆・評論集) 面白そうなところだけ拾い読みしてます。

出版社の方にお願い。ルビがあれば読めるんだから、できるだけルビをつけてほしいなあ。

しかし、礼儀小言の中でも、漢文の白文、お手上げでした。返り点も入ってないし、ルビは漢文には振ってないし、どう読んだらいいか皆目わかりません。これを読み下しできるというのが、前提なんでしょうね。これはいろいろ調べても私の調査力ではわからず。漢文に関してははじめから、製作部の大先輩に読み方を教えていただきました。初見でスラスラと教えてくれたので、ほんとにすごいなあと思います。

「礼儀作法入門」を音訳しようと思わなければ、鷗外の「礼儀小言」の全文を読むなんて事は絶対にないでしょうから面白いもんです。どこにたどり着くかわからない魔法の入り口をひとつ手に入れたような気がしています。

付記 この鷗外全集、昭和48年、岩波書店発行、定価は弐千円、全38巻となっているので、総額では七万六千円也。昭和48年というと私は○○才、そのころの給料は○○円だから、目が飛び出るような結構な金額です。それがこうして今、気軽に読めるんだから図書館はえらい。

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